アメリカMBA留学生にとって最初の授業でどこに座ればいいか、戸惑うと思います。仲良い人の隣に座る人もいれば、できるだけ目立たない場所を選ぶ人もいると思います。
ですが高い授業料を払って授業を受けているので、できたら一番いい席を確保したいですよね。
そこで今回は、アメリカMBA留学の授業で選ぶべき席についてお伝えします。
ベストポジョション獲得の心得:初回授業は早めに到着
まず最初に席取りの心得ですが、初回授業は席の争奪戦です。授業開始の10分以上前に到着し、ベストポジションを獲得しましょう。
理由は暗黙の了解で初回授業で座った席に、2回目以降もほとんどの人が座ります。指定席ではないので、2回目以降に別の席に座ってもいいですが、白い目で見られるかもしれません。
なので初回授業で一番いい席を獲得することはとても重要です。早めに到着してベストポジションを獲得しましょう。
一番いい席は教室中央部、2列目の席
次に結論ですが、一番いい席は教室中央部の2列目の席です。僕もこの席に極力座るようにしていました。
教授の視線に入りやすいため授業でよく当てられましたが、この席が授業内容を一番吸収できました。前過ぎても後ろ過ぎてもよくないです。教室中央部の2列目の席が一番です。
それではその理由を見ていきたいと思います。
理由1:ディスカッションで声が聞きやすい
教室中央部、2列目の席に座れば、ディスカッション時に各クラスメートの発言が聞き取りやすいです。
MBAの授業ではディスカッションがたくさんあります。ディスカッションに入るためには、発言を理解する必要があります。
前から2列目に座ればほとんどの学生が自分より後ろにいるため、自分の方向に向かって発言してくれる形になります。
ですが後方に座ってしまうと、発言者の後ろにいることになるので、発言が聞き取りづらくなります。
発言が聞き取りづらいと、何を言ってるいるのか推測するのに脳の領域を使ってしまいます。ネイティブ同士だと些細な音が聞き取れないなどは問題なくても、英語ネイティブではない留学生にとっては大きな負担です。
他者の発言を聞いてる間、論理構築して発言の質を高めるためにもクラスメートの発言が聞き取りやすい前方の席に座るべきでしょう。
理由2:教授の声が聞きやすい
そして中央部だと教授の声が聞き取りやすいです。
教授は基本的に前を向いて話します。横ではありません。サイドの席に座ってしまうと若干教授の声が聞き取りづらくなってしまいます。
また多くの教授はマイクを使わずに授業をします。そのため後方に座ると教授との距離が大きくなるため、届く声が小さくなります。
そう言った理由からも、教室中央部の前方の席は最適です。
理由3:スライドのホワイトボードの文字が読める
後方に座ると予想以上にスライドやホワイトボードの文字が読みづらいです。
スライドに小さな文字を使う教授は結構います。その場合、後ろに座ると何書いてあるかわかりません。
またホワイトボードは光に反射して見づらいです。そしてインクが薄かったり、字が汚かったりすると後方に座っていると何書いてあるかわかりません。
そうすると、授業内容の理解に集中すべきなのに、何書いてあるか考えるのに脳を使ってしまい、授業内容が頭に入ってきません。
前方に座ればスライドやホワイトボードの文字が読みやすいです。なので授業では前方に座るべきでしょう。
理由4:見上げなくていいから首が痛くならない
最前列に座ると、見上げなければならないので首が痛くなります。
スライドは教室内のどこに座っても見られるように高めの位置に映し出されます。そのため最前列に座ると映画館の最前列に座った時のように、見上げることになって首が痛くなります。
さらに背の高い教授も多いです。目の前に立った長身の教授の顔を見て話を聞こうとすると、かなり見上げることになります。そして教授の威圧感を感じて居心地悪いです。
2列目であれば視線の自然な位置にスクリーンや教授の顔があるので、見上げる必要はありません。したがって、2列目の席は最適です。
番外編:力を抜く授業
MBAの授業は全て100%の力で受ける必要はありません。中には力を抜く授業があってもいいでしょう。
例えば自分の専門分野の授業。僕の場合、会計の授業でした。アメリカ公認会計士試験に合格しているため、MBAの会計の授業内容は特に勉強しなくても頭に入っていました。
なので貴重な時間を有効活用するため、会計の授業中は別の授業の宿題やリーディングをしていました。忙しいMBA留学生活、メリハリを付けて効率よく時間を使いたいですよね。
力を抜く授業は最後列に座ることをおすすめします。理由は最後列以外の席に座ると、後ろの人に何をしているかバレてしまうためです。
これは他のクラスメートへの配慮です。もし一生懸命授業に集中しているのに、前に座っている人のパソコンスクリーンに授業に関係ないものが映っていたらどうでしょうか。集中しづらくなると思います。
そういった理由もあって、力を抜く授業では最後列に座ることをおすすめします。
ただ、最後列は人気スポットです。初回授業で最後列の席を獲得できたとしても、2回目以降他の人に取られているかもしれません。2回目以降も少し早めに教室に到着し、席を確保するようにしましょう。
最後に:アメリカMBA留学の授業で選ぶべき席
アメリカMBA留学は一生に一度の機会です。大きな出費もしています。それでしたら、最大限のリターンを求めたいですよね。
今回お伝えしたことは自分の経験から来ています。僕は初めての授業で後方に座ってしまいました。当てられるのが嫌で、目立たない場所を選んだからです。
そうすると教授の声が聞こえない、ホワイトボードの文字が読めない、クラスメートの声が聞こえない等問題がたくさん噴出しました。
次に改心して一番前の席に座りました。そうするとスライドを見るのに首が痛くなるし、目の前に立っている教授の威圧感を感じて、居心地がかなり悪かったです。
そうした経験から一番いい席は教室中央部の2列目の席と学びました。
今回お伝えしたことが参考になり、皆様のMBA留学が素晴らしいものになることを心より願っています。
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