【アメリカMBA】1年制MBAプログラムのデメリット

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アメリカ1年制MBA

アメリカでは2年制MBAプログラムが主流ですが、1年制MBAプログラムも近年増えてきています。

1年制プログラムの良い点は、短期間でMBAが取れること、費用が安いことなどたくさんあります。ただ、デメリットもあることを認識する必要があります。

そこで今回は1年制MBAプログラムのデメリットについて書いていきます。

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キャリアチェンジが難しい

MBA留学の目的は人それぞれ様々ですが、必ず一定数いるのがキャリアチェンジのためにMBAを目指す人です。ただ、以下の理由から1年制MBAプログラムではキャリアチェンジを果たすのは難しいでしょう。

専攻が選べない

1年制MBAプログラムは2年制MBAプログラムと違って専攻が選べません。2年制MBAプログラムであれば、1年目にビジネスを全般的に学んだ後、2年目以降にマーケティング、ファイナンス、戦略など自分の専攻する科目のを深く学んでいけます。

一方の1年制MBAプログラムでは専攻を決めて深堀する時間はありません。選択授業はあるものの、満遍なくビジネス全般について学んで終わります。

学ぶ時間が少ないと目指したい分野の専門知識やスキルはつきませんし、自分の自信もつきません。そのため即戦力とならず、キャリアチェンジは難しいと思います。

インターンシップ ができない

2年制MBAプログラムであれば、1年目と2年目の間にインターンシップ ができます。その際に未経験だが自分が挑戦したい職種を選べば、その職種の実務経験を積むことができます。

1年制MBAプログラムではインターンシップ ができません。セメスター間の休暇はありますが最大で3週間程度なのでインターンシップ するには短い。なによりMBA留学中の貴重な休暇なので、アメリカや周辺国の旅行を楽しんだ方がいいでしょう。

インターンシップ をすれば実務経験を積んでスキルが習得できますし、面接での説得力が増します。「なぜキャリアチェンジをしたいのか」「どうしてこの職種か」を厳しく問われても、回答に窮することはないでしょう。

人脈形成が限定的

MBAに挑戦する目的の一つに人脈形成、ネットワーキングがあると思います。しかしながら、1年制MBAプログラムだと広がる人脈が限定的になってしまいます。

先輩後輩がいない

まず大きいのが1年制MBAプログラムでは先輩と後輩に出会える機会がありません。1年MBAに在籍したら卒業していまうので、1年先に入学した人や1年後に入学する人と重なりません。

一方で2年制MBAプログラムでは入学後すぐに先輩に出会えて、1年かけて親睦を深められます。そして1年経てば、新しく入ってきた後輩の手助けをしながら親睦を深められます。

このように2年制プログラムでは先輩、後輩に出会えるため、1年制MBAプログラムと比較すると学生間で築ける人脈数の違いが3倍に及びます。これは大きな差と言えるでしょう。

イベントの数が少ない

そして1年制MBAプログラムでは在籍期間が1年と短いので、ネットワーキングできるイベント数も限られてきます。

1年制MBAプログラムでは呼べるゲストスピーカーの数も限られていますし、地元企業経営者とのパーティーも2回しかありませんでした。

イベント数が少なければ、新たな人に出会う機会も少ないです。

このようにイベント数が少ないと人脈を広げるにはマイナスです。

自由時間が少ない

1年制MBAプログラムは2年制MBAプログラムと比較して授業が急ピッチで進みます。それに伴い、セメスター中はかなり忙しいです。

1年制MBAプログラムでは中間テストが終わったと思ったらすぐに期末テストがやってきます。それに加えて大量のリーディングやプロジェクトの締め切り、プレゼンがひっきりなしにやってきます。毎週何かに追われていました。

2年制MBAプログラムも忙しいですが、ここまで締め切りに追われることはありません。

僕は1年制MBAプログラムで最初は大変でしたが、慣れてこれば手を抜いていい場所が見極められ、効率的に時間が使えるようになったと思います。

1年制MBAプログラムの授業スケジュールについてです。↓

アメリカ1年制MBA授業スケジュールを公開! 〜アメリカのんびりMBA留学
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自由時間が少ないと、クラスメートとの交流の時間や海外生活を楽しむ時間が削られてしまいます。

また、せっかく仕事に追われない期間なのでMBA留学中は人生やキャリアについて深く考えるいい機会です。ですが、忙しすぎるとその時間も持てないでしょう。

そのため1年制MBAプログラムでは、自由時間が少ないことを覚悟する必要があります。

最後に:アメリカMBA1年制プログラムのデメリット

アメリカMBA1年制プログラムはこのようなデメリットがあります。しかしながら、1年でMBAが取れる、費用が安いなど多くのメリットもあります。

MBA留学の目的を何に置くかは人それぞれです。2年制MBAプログラムも1年制MBAプログラムもどちもメリット、デメリットあるので、絶対的にどちらがいいとは言い切れません。

このようなデメリットが1年制MBAプログラムにあるということを理解した上で、1年か2年か決めていただけたら幸いです。

MBA留学は一生に一度の大イベントです。悔いのない選択をされることを心から願っています。

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