グレーシャー国立公園には無数にトレイルがあります。限られた滞在日数、どのトレイルを歩こうか迷いますよね。そこで、僕がおすすめするトレイルTOP5をご紹介します。
グレーシャー国立公園 おすすめトレイル第5位:アバランチレイクトレイル
レベル | 初級者向け |
歩行距離 | 往復 約7.4km |
所要時間 | 2時間〜3時間 |
高低差 | 152m |
出発地点 | アバランチピクニックエリア(レイクマクドナルドロッジから北に10分) |
ガイドブックにも載っている有名なトレイルです。公園西側にホテルを取っていればアクセスはとても簡単です。距離も短く、比較的平坦なので気軽にトレイルを楽しむことができます。
木々の中をひたすら歩きます。トレイルの一部区間では小さな川が隣に流れているので、水のせせらぎを聴きながら歩くことができます。
トレイル終点は視界が開けており、透き通った湖と湖の奥にある山々を見ることができます。おすすめは雄大な景色を楽しみながらトレイル終点でお昼ご飯を食べることです。
グレーシャー国立公園 おすすめトレイル第4位:ヒドゥンレイクトレイル
レベル | 初級者向け |
歩行距離 | 往復 約4.4km(ヒドゥンレイク展望ポイントまで) |
所要時間 | 1時間〜2時間 |
高低差 | 140m |
出発地点 | ローガンパス |
こちらも距離は短く、比較的平坦なので気軽に楽しめるトレイルです。峠にあるトレイルなので終始壮大な景色を見ながら歩くことができます。
また道中は高山植物を楽しむことができます。野生動物に遭遇する確率も高く、マウンテンゴートやビッグホーンシープに遭遇できるかも。トレイル終点には青く美しいヒドゥンレイクが広がっています。多くの人はここで引き返しますが、更に2km進めば湖畔まで行くことができます。
出発点がローガンパスなので駐車場探しに苦労するかもしれません。朝早い時間か午後遅い時間に出発されることをおすすめします。
グレーシャー国立公園 おすすめトレイル第3位:ハイライントレイル
レベル | 中級者向け |
歩行距離 | 約19km |
所要時間 | 5時間〜6時間 |
高低差 | 210m |
出発地点 | ローガンパス または ザ・ループ |
ハイライントレイルは少し長めのトレイルです。
出発点はローガンパスまたはGoing-to-the-sun Road途中のザ・ループです。どちらからスタートしも大丈夫ですが、多くの人がローガンパスを出発地点にします。その場合、ゴール到着後ザ・ループからシャトルバスでローガンパスへ戻ることができます。
逆に出発前にザ・ループに車を止めてシャトルバスでローガンパスへ行き、ローガンパスから出発することも可能です。
どちらも駐車場所を探すのに苦労すると思いますので、朝早い時間に出発されるのをおすすめします。特にザ・ループの駐車スペースには限りがあるのでご注意ください。
ハイライントレイルの特徴はローガンパスを出発してすぐにある断崖の道。
柵なんかありません。下を見ればGoing-to-the-sun Roadが走っています。不安な方は山側にある手すりを持って進むことができます。断崖の道は前半の一部のみです。その後は広大な景色を楽しみながら普通の道を歩くことができます。
少し寄り道をすれば後述のグリネルグレーシャーを上から見ることができます(追加3km)。このトレイルも野生動物に遭遇する確率は高いです。
グレーシャー国立公園 おすすめトレイル第2位:グリネルグレーシャートレイル
レベル | 中級者向け |
歩行距離 | 往復 約17km (途中まで船を使う場合:往復 約11.6km) |
所要時間 | 4時間〜5時間 |
高低差 | 488m (後半、緩やかな上り坂が続く) |
出発地点 | メニーグレーシャー (ロッジ横が出発点) |
グリネルグレーシャートレイルは往復17kmと少し長めのトレイルですが、途中まで有料の船を使えば少し距離を短くすることができます。高低差が500m近くあるので、往路は少し大変です。
僕はこのトレイルの景色が好きでグレーシャー国立公園に訪れる度に歩いています。周りに広がる広大な景色はもちろん、道中の氷河湖の水の色が不思議な青色をしていてとても美しいです。
トレイル終点にはグリネル氷河及び氷河湖が広がっており、氷河を間近で見ることができます。いつも僕はその冷たい氷河湖で足を冷やし、復路に向けてリフレッシュしています。
グレーシャー国立公園 おすすめトレイル第1位:ドーソン ピタマカン ループトレイル
レベル | 上級者向け |
歩行距離 | 約30.3km |
所要時間 | 7時間半〜9時間 |
高低差 | 747m (途中の上り坂が続きかなりキツい) |
出発地点 | トゥーメディスン(トゥーメディスンキャンプ場が出発点) |
このトレイルは歩行距離がかなり長いので体力に自身のある方のみにおすすめします。そしてガイドブックに載っておらず人が少ないので静かに歩くことができます。僕は地元の友人に教えてもらい、このトレイルを知ることができました。
トレイル出発点はトゥーメディスン。ですがトゥーメディスンの他のトレイルとは違い、キャンプ場が出発点です。
一周するトレイルなので時計回り、半時計回りどちらもできますが、半時計回り(ピタマカンパス、ドーソンパスの順)をおすすめします。理由は半時計周りの方が精神的に楽だと感じるからです。どちらも「平凡な景色、絶景、平凡な景色」の順番で歩くことになります。
ですがピタマカンパス方面の平凡な景色が長いので、元気な序盤にこなした方がいいと思います。疲れ切った体で、長い平凡な景色の道をこなすのはかなり辛いです。
このトレイルの絶景パートには鏡のように美しい湖が何個かあり心を奪われます。上り坂を息を切らしながら登ると、360度絶景が広がります。
その後、山の斜面を横移動する道に入ります。ハイライントレイル序盤の断崖の道のようでワクワクします。そして人が少ないのでこれらの壮大な景色を独り占めできちゃいます。
グレーシャー国立公園のトレイルを歩く際の注意点
トレイル中は熊に遭遇する可能性があります。特に長いトレイルは人が少なくなるのでより注意が必要です。
トレイル中は声を出すか音を出しながら歩くようにしてください。そうすることで熊が人間の気配を察知し、私たちの目の前に現れる前に逃げてくれます。
そして万が一遭遇した時のために、熊スプレーを携行してください。現地で調達できます。飛行機の預け荷物、機内持ち込みとも禁止されているので現地調達することになります。
またヒグマ(グリズリーベアー)の出没状況など、出発前に最新情報をレンジャーに確認されるのをオススメします。詳しくはグレーシャー国立公園ホームページ(※英語)をご覧ください。
と言ってもトレイル中、熊に遭遇する確率はかなり低いので必要以上に心配しなくていいと思います。ですが最低限、熊に遭遇しない様に心がけ、遭遇した際どういった行動をとればいいのか知識を持つことは必要です。
ちなみに僕は何度もトレイルを歩いていますがトレイル中に熊に遭遇したことはありません。
加えて、飲料水を多めに持っていく様にしてください。トレイル途中の川や湖の水は綺麗に見えますが、野生動物の糞尿等で汚染されている可能性があります。絶対に飲まない様にしてください。
最後に 〜グレーシャー国立公園おすすめトレイルTOP5
グレーシャー国立公園は車の中からでも美しい景色を見ることができます。ですが本当の絶景はトレイルを歩いた先にあります。ぜひトレイルを歩いて、本当の絶景に出会ってください。
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